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◆「新耐震設計基準」の建物か 1981(昭和56)年6月1日以降に建築確認の許可が下りている建物は、耐震強度が、現在の新築物件と同じレベルで建てられています。税制上の優遇もあるので、新耐震基準を満たしている物件を選びたいところです。またマンションの場合、着工から竣工まで1年以上かかるケースがありますので、1982年竣工になっていても確認申請の許可が1981年6月1日以前の場合がありますので注意が必要です。ただし1981年以前に建てられている建物がすべて危険かというとそんなことはありません。基本的には中程度(震度5程度)の地震の際には倒れないように計算されています。新耐震以前の建物については、耐震診断をしているかどうかを管理会社や管理組合に確認するのもいいでしょう。マンションの耐震診断は数百万かかる場合もあるので、実際に行っているマンションはまだまだ少ないのが現状ですが、資産価値が高いマンションの中には耐震補強工事を行っているものもあります。
◆外観からわかる耐震性能の見分け方(旧耐震建物において) 1)建物の下がピロティになっていないか。建物の一階部分に駐車場があり著しく壁面積が少ない場合や片寄りがある場合。 2)外壁・柱にクラック(亀裂)が入っていないかを見る。一般的には0.1ミリ以下のクラックはコンクリートの乾燥収縮とされているので問題とされません。0.3ミリ以上のクラックの場合は構造的な影響の可能性が考えられます。 3)建物形状が著しく不整形でないか。簡単にいえばバランスです。平面形状では整形(長方形)良いとされ、不整形(L字やU字など)は計算上不利とされています。また背の高いものと低いものでは揺れ方が異なり、その境目は壊れやすくなります。一般的にはそういった箇所にはエキスパンションジョイント(伸縮継ぎ手)が使われています。実際には完全に整形な建物を探すほうが大変ですが・・・。 4)セットバックが大きくない事。「セットバック」とは斜線制限等で建物上部が斜めに切り下がっているところ。こういった形状は下階への荷重がアンバランスになり、ねじれる力が発生するとされています。 5)ラーメン構造と壁構造の混用。つなぎ目にあたる部分で被害が出やすいとされています。
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